はじめに
こんにちは、イエステーション矢口店です!
年末年始になると、「せっかく矢口渡に住んでいるなら、近くで初詣したいな」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は初詣って、ただお参りするだけでなく「この街で暮らすイメージ」をつかむのにぴったりなイベントです。
駅からの道のり、夜の明るさ、人通り、お店の雰囲気など、生活に直結するポイントが自然と見えてきます。
今回は、矢口渡周辺で行きやすい初詣スポットを4社にしぼってまとめました。
※こちらの記事は2025年12月15日時点の情報です。
初詣が「住みやすさチェック」になる理由
初詣ルートは、普段の生活動線とかなり重なります。
だからこそ歩いてみると、「ここは夜でも安心」「この道は意外と暗い」など、住んでからの満足度に関わる気づきが出てきます。
また、参拝のついでに商店街やスーパーに立ち寄れると、街の使いやすさも体感できます。
初詣をきっかけに、矢口渡の“自分の生活圏”を一度つくっておくと、新年からの暮らしがぐっとスムーズになります。
矢口渡周辺の初詣おすすめ4社(由緒と見どころ)
【安方神社】
所在地:東京都大田区多摩川1-5-11
アクセス:東急多摩川線 矢口渡駅 徒歩約3分、東急池上線 蓮沼駅 徒歩約11分
駐車場:なし
電話:03-3750-8553
安方神社は、江戸時代中期頃までに「八幡神社」として創建されたと伝わります。
1909年に、村にあった天祖神社・釈護子神社・第六天社の小祠を合祀し、「安方神社」と改称しました。
御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)で、勝負運・厄除け・出世開運・仕事運などのご利益で知られています。
1945年の空襲で旧社殿は焼失しましたが、1961年に再建され、2015年には境内や社殿、手水舎の屋根などの改修も行われています。
六郷神社の兼務社で神職の常駐はないため、御朱印の授与対応はありません。
春は境内の桜が見事で、4月下旬〜5月頃には社殿前に藤の花が咲き、季節の参拝も楽しい神社です。
そして初詣の“楽しみ”としておすすめなのが寄り道です。
矢口渡駅から安方神社へ向かう途中で環八通りを渡ると、老舗の和菓子屋「大國屋」があります。
どら焼きの種類が豊富で、大田区のお土産百選にも選ばれた「大栗どら焼き」が人気です。
初詣の帰りに、和菓子をお土産にするだけで年始の気分がぐっと上がります。
【諏訪神社】
所在地:東京都大田区多摩川2-10-22
アクセス:東急多摩川線 矢口渡駅 徒歩約7分
駐車場:あり(普通車10台)
電話:03-3750-8667
諏訪神社は、平安時代初期の承和年間(834~848年)に創建されたと伝えられ、信濃国・諏訪大社のご分霊をお祀りしています。
もとは村内に諏訪神社が二座あり、上諏訪と下諏訪の二社が鎮座していたといい、1880年に上諏訪へ下諏訪が合祀されました。
鮮やかな朱色が印象的な現社殿は、2002年に造営されたものです。
御祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)で、五穀豊穣・商売繁盛・交通安全・勝利祈願・病気平癒・健康祈願などのご利益で知られています。
御朱印は諏訪神社ではなく、本務社の徳持神社にて拝受できます。
徳持神社は諏訪神社から約1.6キロ、徒歩約25分なので、時間に余裕がある方はあわせて参拝するのもおすすめです。
【新田神社】
所在地:東京都大田区矢口1-21-23
アクセス:東急多摩川線 武蔵新田駅 徒歩約4分、東急多摩川線 矢口渡駅 徒歩約15分
駐車場:あり(普通車6台)
電話:03-3758-1397
新田神社の御祭神は、新田義興(にったよしおき)公です。
御利益は武運長久・家運隆昌・必勝開運などが知られています。
義興公は民衆から敬われていた強い武将でしたが、敵方の卑怯な計略によって、矢口の渡から出発した船が多摩川に沈められてしまったと伝えられます。
それ以降、火の玉が現れるなど矢口付近に不思議なことが起こるようになりました。
そこで村人たちは、義興公の祟りを鎮めるためお墓の前に神社を建て、義興公を「新田大明神」として広く崇め奉りました。
これが新田神社の起源とされています。
見どころは、境内にある樹齢約700年のけやきです。
江戸時代の落雷や昭和20年の東京大空襲で焼けてしまったものの、枯れずに毎年青々とした葉を茂らせています。
古木上部にはとても珍しい「宿り木」もついていて、春には淡い黄色の小花が咲きます。
そのため、御神木に触れると「健康長寿・病気平癒・若返り」の御利益を授かるという言い伝えがあり、現在では東京の代表的なパワースポットとしても親しまれています。
さらに、新田神社は破魔矢発祥の地としても有名です。
江戸時代に平賀源内が神社裏の竹やぶの篠竹を使い、のちに破魔矢として知られる「矢守」を作ったと伝えられています。
【多摩川浅間神社】
所在地:東京都大田区田園調布1-55-12
アクセス:東急東横線・多摩川線・目黒線・南北線・三田線
多摩川駅より徒歩2分
駐車場:あり(約20台)
電話:03-3721-4050
多摩川浅間神社は、今から約800年前の創建と伝えられます。
鎌倉時代の文治年間(1185~1190年)、源頼朝が豊島郡滝野川松崎へ出陣した際、妻の政子が夫の身を案じて後を追い、この地まで来たといいます。
その途中、わらじの傷が痛み出し、多摩川畔で傷の治療をすることになりました。
逗留のつれづれに亀甲山へ登ると、富士山が鮮やかに見えたそうです。
政子は、自分の守り本尊である浅間神社に手を合わせて夫の武運長久を祈り、身につけていた「正観世音像」をこの丘に建てました。
村人たちはこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び、永く尊崇しました。
これが多摩川浅間神社のはじまりと伝えられています。
また承応元年(1652年)5月、浅間神社表坂の土どめ工事の際、九合目あたりから唐銅製の正観世音立像が発掘されました。
多摩川で泥を洗い落とすと片足がなかったため、足を鋳造してお祀りし、6月1日に神事を行ったといいます。
以来、ご祭礼は6月に行われています。
御祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。
「桜の花が咲き匂うような」と称される神さまで、社紋の中央が「桜」なのも、このご祭神にちなみます。
火の中で無事に出産したという故事から、家庭円満・安産・子安の神とされ、火難消除のほか、航海・漁業・農業・機織などの守護神としても崇敬されています。
混雑を避けて気持ちよく参拝するコツ
初詣は、タイミング次第で体感がかなり変わります。
●できれば「元旦の昼」を避けて、元旦の早朝か夕方、または1月2日・3日にずらす
●お賽銭の小銭は事前に準備しておき、寒さ対策(手袋・カイロ)を忘れない
●帰りに寄るお店を1つ決めておくと、街歩きがスムーズで満足度が上がる
少しだけ工夫すると、「並んで疲れた初詣」ではなく「気持ちが整う初詣」になります。
初詣ついでに見ておくと役立つ賃貸チェックポイント
参拝ルートで、ついでに“暮らし目線”で街を見てみるのがおすすめです。
●駅からの道が暗すぎないか、街灯と人通りをチェックする
●歩道の幅や信号の待ちやすさは、毎日の移動ストレスに直結する
●スーパー、ドラッグストア、コンビニが「駅前だけ」ではなく住宅街にもあるかを見る
●橋の上や大通り沿いは風が強い日があるので、冬の体感を覚えておく
初詣の日に見た印象は、そのまま「住んでからの実感」に近いことが多いです。
矢口渡の初詣モデルコース
おすすめは「徒歩圏の一社+寄り道」のシンプルな組み立てです。
矢口渡駅から安方神社へ向かい、参拝を終えたら商店街方面へ戻ります。
帰りに大國屋で和菓子を買って、家でゆっくりするだけでも年始のイベント感が出ます。
もう少し歩ける方は、別日に諏訪神社へ足を伸ばし、時間が合えば徳持神社で御朱印も拝受する流れも良いです。
さらに気分転換したい方は、新田神社や多摩川浅間神社へ行く日をつくると、沿線の街の違いまで楽しめます。
「初詣=1日で全部回る」よりも、「今年はこの街を少しずつ知る」にすると続きやすいです。
まとめ
矢口渡周辺は、徒歩でも行きやすい神社があり、初詣をきっかけに街歩きも楽しめるエリアです。
家から近い定番の神社も、少し足を延ばして数駅隣の神社も、新年への希望を胸に巡ってみてはいかがでしょうか。
矢口渡、武蔵新田で物件をお探しの際は、地元で15年の実績があるイエステーション矢口店にご相談ください。
お客様のお力になれるよう一生懸命努力致します。
※イエステーションは全国約190店舗の安心のネットワークです。グループ全体で年間契約数約7200件の仲介実績があります。矢口渡周辺で初詣に行くなら?地元で楽しむ“新年の街歩き”ガイド