こんにちは、イエステーション矢口店です!
お部屋探しをしていると、「アパート」「マンション」といった表記をよく見かけますよね。
なんとなく「アパートは安くて気軽」「マンションはしっかりしていて高そう」というイメージを持たれている方が多いと思います。
しかし、実はアパートとマンションには法律上の明確な区別はないことをご存じでしょうか?
呼び方の違いには建物の構造や設備の差が影響していますが、イメージだけで判断すると「思ったより防音が弱かった」「家賃が高いのに期待ほどじゃなかった」なんてことも。
今回は、不動産のプロであるイエステーション矢口店が、アパートとマンションの違いを徹底解説!
構造・防音性・家賃相場・住み心地の違いをわかりやすくまとめました。
これから賃貸物件を探す方は、ぜひ参考にしてみてください!
※こちらの記事は2025年10月21日時点の情報です。
まず最初に知っておきたいのは、アパートとマンションの区別は法律や建築基準法で定められていないということです。
つまり、不動産広告や物件情報で使われている呼び方は、あくまで“慣例”なんです。
一般的には、
・木造・軽量鉄骨造など比較的軽い構造で2階建て程度のものを「アパート」
・鉄筋コンクリート造(RC)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)など頑丈な構造で3階建て以上のものを「マンション」
と呼ぶ傾向にあります。
ただしこれは不動産会社や大家さんの判断によるもので、2階建てのRC造マンションもあれば、3階建てのアパートも存在します。
つまり、「名称だけで建物の質を判断するのは危険」なのです。
アパートとマンションを分ける最も大きな要素は建物の構造です。
ここでは、それぞれの代表的な構造と特徴を見ていきましょう。
| 構造タイプ | 主な建築素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| 木造(W造) | 木材 | 建築コストが低く、家賃を抑えられる。通気性が良く軽量。防音・耐火性はやや劣る。 |
| 軽量鉄骨造(S造) | 鉄骨パネルなど | 木造より頑丈で耐震性あり。比較的安価で建てやすい。 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | コンクリート+鉄筋 | 防音・耐火・断熱性に優れる。重量があり、頑丈。建築コストは高め。 |
| 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) | 鉄骨+鉄筋コンクリート | 超高層建物に多い構造。非常に強固で防音・耐震性に優れる。 |
木造や軽量鉄骨造の建物が「アパート」、
RC造・SRC造の建物が「マンション」と呼ばれることが多いです。
● 防音性
アパートの木造・軽量鉄骨構造では、床や壁を通して足音や生活音が響きやすい傾向があります。
一方マンションはコンクリートが音を遮るため、上下左右の部屋の生活音が伝わりにくい構造になっています。
静かな環境を重視する方や、夜勤など生活リズムが異なる方にはマンションがおすすめです。
● 耐震性
建物の耐震性能は構造に大きく左右されます。
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造は、地震に強く、揺れにくく崩れにくい構造です。
ただし、木造でも1981年以降の「新耐震基準」で建てられた物件なら十分な耐震性を備えています。
● 断熱性・気密性
コンクリートは熱を伝えにくいため、マンションは冬暖かく夏涼しい傾向があります。
木造は通気性が良い分、冬場は冷えやすいこともありますが、最近では高断熱仕様のアパートも増えています。
築年数による性能差も大きいので、内見時には「壁の厚さ」「窓のサッシ」などもチェックしましょう。
構造や設備の違いは、当然ながら家賃にも反映されます。
一般的に、同じ間取り・立地で比較した場合、マンションはアパートより1~2万円ほど高い傾向があります。
矢口渡周辺の例を挙げてみましょう。
| 間取り | アパート家賃目安 | マンション家賃目安 |
|---|---|---|
| 1K・1DK | 6.5〜7.5万円 | 8〜9万円前後 |
| 2DK・2LDK | 9〜11万円 | 11〜13万円 |
| ファミリー向け3LDK | 12〜14万円 | 14〜17万円 |
ただし、築年数・リフォーム状況・設備内容によっては逆転することもあります。
たとえば「築25年のRCマンション」と「築5年の木造アパート」では、後者のほうがきれいで家賃が高いケースも。
見た目や呼び名よりも、「実際の建物の状態」で判断するのがポイントです。
マンションは建築コストが高いぶん、共用設備やセキュリティが充実していることが多いです。
【マンションによくある設備】
・オートロック
・宅配ボックス
・エレベーター
・モニター付きインターホン
・管理人や清掃スタッフ常駐
・駐輪場・駐車場の整備
アパートは比較的シンプルな設備が多く、管理人が常駐していないケースもあります。
その代わり、ランニングコストが低く家賃が安い点は大きなメリットです。
● アパートの魅力
・家賃が安く、光熱費も抑えられる
・2階建てが多く階段移動も少ない
・通気性が良く、風通しの良い物件が多い
・建物が小規模なため、アットホームな雰囲気
・一人暮らしや学生、短期的に住む方にはぴったりです。
ただし、防音性やセキュリティを重視する方は注意が必要です。
● マンションの魅力
・防音・耐震・断熱性が高く、快適性が高い
・セキュリティ設備が整い、女性の一人暮らしにも安心
・高層階なら眺望や採光も良好
・管理が行き届き、共用部分も清潔
・家族で長く暮らしたい方や、静かで安心できる住環境を求める方におすすめです。
矢口渡や多摩川沿いの大田区エリアでは、駅徒歩圏内のアパートとマンションがバランスよく存在しています。
特に近年は「築浅木造アパート」が増えており、
・防音対策に石膏ボード二重貼り
・断熱性の高いペアガラス採用
・セキュリティ対応玄関ドア
といった工夫がされている物件も多く、従来の“安いけど音が気になる”アパートのイメージは変わりつつあります。
一方、駅近マンションは人気が高く、共用部分の管理がしっかりしている物件が多いのが特徴。
家族向けや長期入居希望の方に人気があります。
・生活音に敏感かどうか
→ 音が気になる方はマンションがおすすめ。
・予算をどこまで重視するか
→ 家賃を抑えたいならアパートを中心に検討。
・住む期間の長さ
→ 短期ならコスパの良いアパート、長期なら快適なマンションを。
・通勤・通学・家族構成
→ 駅近で安心して暮らしたい場合はマンション、静かな住宅街ならアパートも◎。
実際に現地で「音」「日当たり」「共用部の清潔さ」などをチェックすることが、後悔しない部屋探しの第一歩です。
アパートとマンションは、呼び方こそ違いますが、本質的には構造・設備・管理体制の違いです。
重要なのは「どんな暮らしをしたいか」。
設備の充実度や家賃だけでなく、建物の構造・築年数・周辺環境などをトータルで見て判断しましょう。
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