今回は武蔵新田にある新田神社をご紹介致します。
東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩3分の場所にある神社です。どのような神社なのでしょうか。
新田神社は天平13年(1358年)に創祀された神社です。
ご祭神は贈従三位左兵衛佐源朝臣新田義興公、矢口の渡しで謀殺されたとされている勇将です。
謀殺された後に頻発した天災が頻発した際、義興公の霊を鎮めるために墳墓の前に新田明神社が創建され、後に新田大明神として尊崇されるようになりました。
電話番号:03-3758-1397
住所 :東京都大田区矢口1丁目21-23
アクセス:東急多摩川線「【武蔵新田駅】」徒歩3分
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ご祭神の贈従三位左兵衛佐源朝臣新田義興公は御霊信仰により祀られています。
御霊信仰とは政治上の争いや陰謀によって失脚憤死した皇族や公家の死霊の祟りが疫病・旱魃・虫害・飢饉・火災・戦乱などの天災地変や個人の病気・墳死などの事件を巡って、これらの原因であるかのように広く世に宣伝され、朝廷でもそれに対して復位・贈号・陳謝・慰霊などをもって、これらを鎮めようとし、これらの死霊を神と崇め、神社を建てて祀るようになったことに由来します。
義興公が運を開いて守り幸せを導いたことから「恋愛成就」に御利益があると言われている他、「家運隆昌」「家内安全」「厄除招福」「必勝開運」「合格成就」「健康長寿」「病気平癒」「若返り」などに御利益があると言われています。
御祭神の御塚後部には、源氏の白旗を立てたものが根付いた篠竹が生えていました。これは「旗竹」という昔から決して神域を越えることがない不思議な篠竹で、雷が鳴るとこの竹がピチピチと割れたという言い伝えがあります。江戸時代には、エレキテルなどを製作した蘭学者平賀源内がこの竹で厄除招福・邪気退散の矢守を作りました。これが破魔矢の元祖であり、平賀源内はこれを広く御祭神の御神徳を仰がしめることを勧めました。
新田神社の御朱印は境内の社務所で頂けます。
また、新田神社では兼務社の矢口氷川神社の御朱印も頂けます。初穂料は各社とも500円です。