池上にある人気スポット池上本門寺に新名所が完成しました!今回はその新名所、池上本門寺「清正公堂」をご紹介します。
安土桃山時代から江戸時代初期に力を持った武将、加藤清正公は熱烈な法華信者であったことでも知られます。池上本門寺では守護神としてお祀りしていた加藤清正公(1562-1611)のお堂の再建工事を進めていましたが、2024年6月にいよいよ三重塔形式のお堂が完成しました。
池上本門寺の入り口にある此経難持坂を上り、大堂へ向かいます。大堂に向かって左側に舗装された道がありますので、道なりに進むとすぐに清正公堂が見えてきます。
清正公堂再建に際し、霊宝殿では展覧会が開催されます。
織豊期を代表する武将の一人である加藤清正公は熱烈な法華信者であったことでも知られます。清正公を守護神として信仰する「清正公信仰」は死後ほどなく熊本に興り隆盛を見ますが、当山は、江戸及びその近郊における清正公信仰の霊場の一つとして知られた寺院でした。
本展では、清正公・肥後加藤家の外護から近代に至る、本門寺と「清正公」との関わりについて、霊場に発展する由縁と清正公堂の成立・隆盛の経緯を、御霊宝を通して見ていく予定です。(池上本門寺HPより)
会期 :令和6年6月23日~7月28日(6月中は日曜のみ・7月は土日祝日の開館)
拝観料:大人300円・小人(中学生)200円(小学生以下無料)
名称 日蓮宗大本山 長栄山 池上本門寺 (ちょうえいざん いけがみほんもんじ)
住所 東京都大田区池上1-1-1
電話番号 TEL 03-3752-2331(代)
FAX 03-3752-3350
○東急池上線「池上駅」下車徒歩10分
○都営浅草線「西馬込駅」南口下車徒歩12分
○JR京浜東北線「大森駅」より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」下車徒歩5分
駐車場あり(無料)
池上本門寺の門をくぐると、そびえたつ石段があり、名を此経難持坂と呼ばれています。
此経難持坂は、池上本門寺の表参道九十六段の石段坂です。石段は、慶長年間(1596年から1615年)に加藤清正(注釈1)が寄進したものと伝えられています。
『法華経』宝塔品(注釈2)の偈文(注釈3)九十六文字にちなんで石段を九十六段とし、偈文の文頭の文字をとって坂名としたものです。
ところで、この本門寺は、弘安五年(1282年)10月13日、日蓮がこの地の領主池上宗仲の邸で入滅した後、宗仲が邸地を寄進して建立されたと伝えられています。関東有数の巨刹(注釈4)です。
(注釈1)加藤清正 安土桃山時代から江戸時代前期の武将(1562年から1611年)
(注釈2)法華経宝塔品 日蓮が最も重んじた教典である法華経の宝塔の章
(注釈3)偈文 仏の功徳などを賛美する詩。四句からなる
(注釈4)巨刹 大きな寺院 (池上本門寺HPより)
ベビーカー、車椅子の方は、池上会館のエレベーターで屋上まで上がると池上本門寺の庭園と繋がっていますのでご利用ください。池上会館は池上本門寺正門の右側にあります。
霊宝殿と経蔵の間にある細い道を進んだところに加藤清正の供養塔があります。
山内最大級の宝篋印塔(ほうきょういんとう)であり塔身・笠・相輪が完備しています。
この供養塔は加藤清正(1562~1611)の息女で紀伊徳川頼宣の室(夫人)瑤林院(1601~1666)が父清正の満三十八年目の忌日にあたる慶安二年(1649)、その供養のために造立したものです。
加藤清正は、安土桃山時代の武将として有名ですが、熱心な日蓮宗信者でもありました。清正父娘の信仰心と孝養心が、うかがえる供養塔となっています。
(昭和四十九年二月二日指定 大田区教育委員会)
今回は池上本門寺「清正公堂」をご紹介しました。人気スポット池上本門寺の新名所、清正公堂をぜひ訪れてみてください。
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